こんにちは。Bright Futures Support /ニュージーランド留学Clubです。

2学期が始まり、クライストチャーチは秋がぐっと深まりました。街路樹は赤や黄色になり、夕方は陽が沈むのが早くなりましたね。

ついこの間、こちらに住む日本の方から教えてもらったのですが、今、日本でオンエアされている緑茶のCMに、クライストチャーチの景色が出てくるんです。CM自体は長いバージョンでも30秒ぐらいなので、パッと映っただけでは気が付かないかもしれません…。それに緑茶のCMで外国の風景が出てくるなんて意外な感じですよね。でも、実際の映像を見たら「あっ、ここは知ってる場所!」とすぐにわかりました。

撮影に使われたのは、クライストチャーチのシティセンターにある”The Arts Centre"の建物と中庭です。この建物は、もともとカンタベリー大学の校舎として建てられた、140年もの歴史をもつ建造物です。今ではアートセンターの名前の通り、絵画や造形、クラフトなど芸術家が集って創作を行ったり、作品を展示、販売をしたりする拠点となっています。また、再びカンタベリー大学の音楽科の校舎としても使用されるようになっていて、まさに芸術をテーマとしたさまざまな活動が行われている場所です。誰でも立ち寄れるカフェやレストランもあり、日曜日にはクラフトマーケットもあるので遊びに行ったことがある人もいるでしょう。

CMに出てくる場面は芝生の中庭です。アートセンターの石造りの建物に囲まれた中庭に、ファンタジーの中から抜け出たような可愛い市場が立っていて、そこを訪れた女優さん(高畑充希さんですね)が帽子を買ったりお茶を飲んだり…という流れです。私たちが行ける実際の市場は、この中庭でなく駐車場の方で開催されますし、あそこまでファンタジーの要素たっぷりというわけにはいかないのですが、この短いCMの間にもアートセンターの持つ外国っぽさや歴史情緒は伝わってきます。そして、「私たちって、なんだか素敵な街に住んでる?」みたいな気持ちになれるのがちょっぴり嬉しいのです。

実はこのアートセンターの建物が、素敵な姿でCMに登場するまでになった…ということも、嬉しく感じることの一つです。アートセンターの一部は2011年の地震で外壁などが崩れてしまい、昔ながらの石造りの外見を取り戻す修復工事がもう10年にもわたって続けられてきました。今では、かなりのエリアが以前よりもさらに美しい姿で再建されて、一般の人が安心して利用できるまでになりましたが、場所によってはまだ工事中です。ということは、今後ますます綺麗に、立派に修復された建物が見られるようになるはずです。古めかしい建物はなくなってしまうことも多い中、アートセンターが百何十年も前の姿で戻ってくるのは感無量だと思います。

それにしても、今回のこの日本のCMは、いったいいつの間に撮影されたのでしょう?現地に住む日本人の知り合いと「撮影日がわかっていたら見に行ったのに〜!」と話すのですが、誰も知らなかったんです!こんな気持ちの見物人がゾロゾロ出ないように、ひっそりと撮影されるものなのかもしれないですね。

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