ニュージランドの教育システム
初等・中等教育（義務教育)
ニュージーランドの初等・中等教育は大きく分けて以下の3種類のスクールで構成されています。学年はYEAR1からYEAR13までの13年生です。また義務教育は6歳から16歳までとなっています。
授業の科目については、YEAR10までに英語や数学、科学、保健体育等の必須科目を中心に履行します。その後、YEAR11からは学校により履修できる科目も異なりますが、必須科目が減り、今後の将来の進む道に合わせ、美術、コンピューター、経済、経営、自動車エンジニアリング、ツーリズム等の幅広い選択科目の中から自分の将来にむけて学習したい科目を選択し学びます。
またNCEA（全国統一学力評価）もYEAR11から始まり、レベル1からレベル3の資格、また大学入学資格を取得を目指します。現地の大学入学には受験はありませんが、NCEAレベル3の取得他その他条件も満たしたNCEAの大学入学資格の有無が影響します。
Primary School （プライマリー・スクール）
日本の小学校にあたる学校がプライマリー・スクールと呼ばれます。満5歳から就学が可能となりますので日本と異なり入学式が行われない点が特徴です。プライマリー・スクールの学年はYear1からYear6（5歳から10歳）までとなります。
Intermediate school（インターミディエイト・スクール）
Year7（11-12歳）とYear8（12-13歳）がインターミディエイト・スクールの学年になります。 インターミディエイト・スクールとして独立した学校で就学する場合、またプライマリー・スクールの一部として同じ学校に通う場合やセカンダリー・スクールの一部にて就学となる場合もあります。
Secondary School(セカンダリー・スクール)
ニュージーランドでの中等教育はYEAR9からYEAR13（13歳から18歳）の学生が通い、日本の中学校と高校に該当する学年にあたります。義務教育はYear12（16歳）で終了となりますが、一般的に大学や高等教育機関進学を希望する学生や留学生の多くはYear13に進みます。
高等教育（大学、ポリテクニック、専門学校）
ニュージーランドには、8つの国立総合大学があります。（Auckland University, Auckland University of Technology, Waikato University, Massey University, Victoria University, Canterbury University, Lincoln University, Otago University）
すべて国立大学であり、世界ランキングで優秀な成績を修めています。どの大学も商学・科学・芸術など広範囲な学科を選択することが可能ですが、各大学が得意とする分野があります。例えば、エンジニア、教育、法学ならオークランド大学、医学ならオタゴ大学、芸術ならビクトリア大学、農学ならリンカーン大学、エンジニアや天文学、森林学ならカンタベリー大学といった得意分野があります。学士号課程は通常3～4年間、その後修士課程、博士課程があります。
他には大学と同様な資格や実務資格取得できるポリテクニックや各種専門学校があります。日本語訳で専門学校とされることもありますが、日本の専門学校よりももっと高等レベルで、取得されるコースによっては、大学と並んだ学位が取得でき、立派な学歴となります。
