こんにちは。Bright Futures Support/ニュージーランド留学Clubです。
11月も後半にさしかかり、クライストチャーチでもクリスマステーマのものを扱うお店が増えてきました。もっともこの国では季節が夏なので、”クリスマスのもの”と言っても、北半球の雪や分厚いコートを着たサンタさんの絵が描かれているとつい「これじゃないかも?」と思ってしまいます。ニュージーランドのクリスマスは、夏の日差し、バーベキュー、海辺のホリデーなどを感じるものがモチーフになるのですね。それでもお店に行ってみると、クリスマス=雪のデザインなのは季節に関係なくお決まりのようなところがあって、クリスマスツリーにも雪が乗っているし、ジングルベルの曲も流れていたりします。チグハグのようで、これはこれ…という考え方も定着しているわけです。
そんな中で見つけた、クリスマスの缶入りのお菓子がこれです。中身は三種類のナッツのチョコボール(Scorched Almonds)の詰め合わせなのですが、缶のデザインがまさにキーウィ・クリスマスですね。夏の海辺の景色に、ビーチサンダル、アイスクリーム、ハート型ラテアートのコーヒーは、南半球名物のフラット・ホワイトです。フラット・ホワイトの隣のトマト型の屋台にも、意味があります。ニュージーランドでは、この形のトマトソース(ケチャップ)の卓上容器がよく使われていて、いろいろなところで見かけるのです。それが屋台の形に使われていて、ホットドッグとチップス、パイのお店と書いてある。この国に住んでいる人には「なるほど〜ニュージーランドっぽいね」と感じるデザイン、というわけです。
私たちは「こういうのを日本に贈ったらユニークで良いかも」と考えますが、この国の事情からすると、クリスマスに帰省できない人に少しでも遠い故郷の風を届けたい…という思いを元に作られているものだと思います。この国の若い層の人たちは、いざ就職するような年齢になるとニュージーランドを出て外国で仕事を見つけたり、そのまま住み続けて家族を持ったりする人が多い。そうすると、夏のクリスマスが懐かしくてたまらないのに、必ずしも夏の間に帰ってこられない人もいる…ということになります。だから、冬で雪のデザインに紛れてこういうグッズが登場するのだと思います。北半球で冬のクリスマスを迎えながら、この缶の海の光景に、涙する人もいるのでしょうね!?
さてこの缶のイラストを見て、どのくらいニュージーランドを感じることができますか?ゴミ用のカートをクリケットの練習に使う…などは上級者向けのイラストでしょうか?でも実際に暮らしてみると、意外にも身近なものが多いのに気づきます。Bright Futures Support/ニュージーランド留学Clubでは、皆様からの留学に関するご相談を承っております。小中学校、高校、大学、専門学校、語学学校など、ニュージーランド留学のことならこちらまでお気軽にどうぞ。ご相談は無料です。