こんにちは。ニュージーランド留学Clubです。もうすっかり夏の日差し？のクライストチャーチです。

今日11月5日はガイ・フォークス（Guy Fawkes)の日。日本ではあまりなじみのない日ですが、元はイギリスの記念日で、おもに町中の人が花火でそれを祝う日、となっています。1605年の11月、英国貴族院の地下に爆薬を仕掛けていたガイ・フォークスの陰謀が、未遂に終わったことを祝う日…なのだそうで、「下手したら、爆弾ですごい惨事が起きていた」→「でも犯人は未遂で捕まった」→「よかったよかった、市民みんなで焚き火で祝おう」となったのが、この記念日の始まりだとか。（爆弾も焚き火も、どっちにしろ火の元が危ないような…？）

その後、イギリスではこの日に市民の憎悪の対象を人形にたとえて燃やす…など、もっと物騒な行事に発展した経緯もあることはあるのですが、たとえば最近のニュージーランドでは、”ガイ・フォークス・デーは合法的に花火をしてもいい日”とされていて、ふだんは市場に出回らない花火が、この日の前後４日間程度に限り売りに出されるなど、かなりスペシャル感のある日、という認識になっているのです。また、主要都市では年に一度の大規模な打ち上げ花火の大会が行われるなど、”花火といえばこの日”といわれてきました。

ところが今年は、オークランドはコロナウイルス警戒レベルが3…とても花火大会が開催できる状況ではありません。また、クライストチャーチでは今年から花火大会は7月のマタリキ（マオリ暦の新年）の時に行われる運びになったので、花火は個人で買った人が家庭で楽しむだけ…となっているようです。そういえばもう昨夜にパーン！パーン！と音がしていたのは、庭で花火を楽しんでいる音だったのですね。

もともと11月のニュージーランドは日の長い夏であり、辺りが暗くなって花火がよく見えるのは、夜10時ぐらいの遅い時間。日本の夏休みのように、子供たちが夕食のすぐあとに外に出て「花火しよう！」みたいな感じには全然ならないのです。それでも、今までは大人が責任を持って花火を買い、暗くなるのを待ってから家族みんなで遊ぶという楽しみ方がされていましたが、今後はどうなるのかな…と思っています。実は、家庭で飼われているワンちゃんや猫ちゃん、そしてニュージーランドらしいところでは羊や牛たちにとっても、夜中に突然轟く花火は恐怖でしかなく”害”とされているようなんです。人も動物も、花火に慣れていない？そこが、日本とは大きなちがいに思えます。日本なんて、夏場はいろんなところで花火が鳴っていますが、動物たちの気持ちはどうなんでしょうね？

今後は花火も冬に見るものになるかも？そんなニュージーランドで将来勉強してみませんか。ニュージーランド留学Clubでは、皆様からの留学のご相談を承っております。小・中学校、高校、専門学校、大学、語学留学など、ニュージーランド留学のお問い合わせは、どうぞこちらまで。