こんにちは。ニュージーランド留学Clubです。

ニュージーランドのテレビでニュース番組を見ていても、日本のニュースはそんなにちょくちょく入ってきません。この国の人からすると外国の話ですから、よほど重大なニュースしか報道されないわけです。それでも放送される日本のニュースは、地震や洪水などの大災害のこと、またそれ以外では政権交代などの政治関連の話題などです。最近は、海外からでもネットで日本のニュースも日本語で読めたり視聴できたりするので、この国のニュースで日本が映ろうが、あまり意識しない人も多くなったかもしれませんね。でも、英語で自分の国のニュースを読むのはやはり役に立つので、英語のためにも時事問題の勉強ためにも時々注意してみることをお勧めします。

そんな中、今週は日本のさる皇族の方がご結婚されたニュースが、こちらのテレビでも流れていました。そうしたら『大学時代に出会った方とご結婚』というのを、あるニュージーランドのメディアでは”She married her college sweetheart" と報道していました。おそらくアメリカの表現をそのまま使ったのだと思われますが、これだと、ニュージーランドの人は「へー、高校時代の彼氏と結婚したのかぁ」と理解するのではないでしょうか。ニュージーランドでは”College”はセカンダリー・スクール、つまり”High School”と同様に高校を指す場合が多いからです。(私立の学校の場合、小学校から高校までの一貫校でもCollegeと呼ばれているところがあります)そんなに細かくいうつもりもないんですが…今回話題になっているこの方は高校は女子校のご出身…ということは、そこも翻訳するとしたらズレが生じますね。

最近はそれこそ英文の記事が自動的に日本語に翻訳されるウェブサイトなどもあり、ニュージーランドのCollegeでも日本語では大学…と訳されているのをよく見ます。でもCollegeは、この国ではセカンダリー・スクールの過程を学ぶため、もしくはUniversityに入るための単位を修得する学校の名前であることがほとんどです。例外は一部の職業訓練の専門学校、あとはたとえばクライストチャーチだとUCICはCollegeですが、やはり大学入学の前段として入る学校という位置付けです。Collegeの認識が、アメリカやカナダとちがう…ということでしょうね。ニュージーランド留学の学校選びの時には、ほとんどの場合Collegeも高校、と覚えておいていただくといいと思います。

今回のニュース記事の場合、メディアによって表現にはずいぶんばらつきがあり、かなりズバッと”She married her University boyfriend”と書かれているものもありました。これだとかえって直接的すぎて、あんまり夢のある表現ではないけれど、ニュージーランドでこの話題になった場合は、そっちの方が意味としては正しいのかな…なんて思ってしまいます。一方、ニュージーランドの語感で"married her college sweetheart…"というと、いかにも青春時代から貫いた気持ちが成就した感じがしますが、気のせいでしょうか?

今の時期のクライストチャーチでは、この黄色いモッコウバラが盛りを迎えています。この花が今回の話題の人物の”お印”だったそうですね。偶然ですが、とてもきれいに咲いています。

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