こんにちは。Bright Futures Support/ニュージーランド留学Clubです。

春がどんどん夏に近づくニュージーランド。街も公園もお花でいっぱいです。
今度の月曜日はニュージーランドの国民の祝日”Labour Day”にあたります。10月の第4月曜日がLabour Dayと決まっているのですが、日本に比べて国民の祝日が少ないニュージーランドでは、なんだか貴重なお休み(?)に感じます。この前の国民の祝日はマタリキの7月でしたから、連休は久しぶり!ですね。マタリキの祝日はその年によって6月だったりもしますから、久しぶりに感じるのも無理はないかもしれません!?

Labour Dayは直訳すると”労働の日”なので、日本でいう勤労感謝の日みたいなもの?と思う人もいるでしょうね。でも、ニュージーランドのLabour Dayは、1890年に1日8時間労働が法律で定められたことを記念する日なのです。その頃は週6日で48時間と決まりましたが、のちに週40時間と改められています。

元はと言えば、この1日の労働を8時間に決めようという動きは、1840年にウェリントンで大工さんをしていたサミュエル・パーネルさんという人が始めたものだったそうです。パーネル氏は非常に腕の立つ大工さんで、当時ニュージーランドで彼のようなスキルを持つ人は多くなかったため、この人が「1日8時間以上は働かない!」と言い出したら雇い主は困り果ててしまい、この要求を飲むしかなかったのだとか!やっぱり…良い労働条件とは、まず優れた人がこういう方法で勝ち取らないといけないものだったんでしょうか? 

それでも、1日8時間労働が正式な法律となるのは1890年…とすると、パーネル氏の主張から50年も経ってから、これが当然の権利となったのですね。ニュージーランドの人たちは時間でキッチリ働いている人が多いと感じますが、昔はこの限りではなかったのがわかります。そういえば、知り合いの大工さんは早朝開始の早上がりが当たり前だと言っていました。大工さんのような外の力仕事で、労働時間が今のように決まっていなかったら…それは不満が爆発しますね!

そしてLabour Dayが国民の祝日として休みの日になったのは1899年からのことです。今では、数少ない連休の週末をただただありがたく感じて遊びや趣味に時間を使う人も多いかもしれません。この国は3連休というと必ずバーゲンがあるので、それが楽しみな人も!留学生のみなさんも、4学期が始まってとても忙しいと思います。せっかくのお休み、どうか楽しく過ごしてくださいね!

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