こんにちは。ニュージーランド留学Clubです。今日も、お元気ですか?
25日の時点での、ニュージーランド国内のコロナウイルス感染者数は205人。この日の深夜から、コロナウイルス警戒度が最高レベルの4に引き上げられた。
ちょっと前にイタリアの様子をニュースで見て、スーパーマーケットと薬局以外は全部閉まっているなんてすごいなぁ、と思っていたら、あっという間にクライストチャーチも同じ状態になった。イタリアとの大きな違いは、ニュージーランドではいまだに死亡者が出ていないということ…。その段階で国民全体をロックダウンで「基本的に自宅からの外出禁止」にすれば、イタリアの惨状は避けられるのだろうか。逆に「まだそんなに深刻じゃないのに、こんなのやりすぎじゃないか」という意見もあった。何が本当に効果的だったのかは、コロナウイルスの蔓延が完全に封じ込められた時にならないとわからないのだ。
さて今朝は、そのロックダウンの第一日目。
最初に「レベル4」とやらになると聞いた時は、何となく勝手に「ふーん。レストランは閉まるけど、テイクアウトだけのお店はやるんじゃない?」とか「すいている公園の遊具で子どもを遊ばせるとか、少人数でバーベキューとかはアリなんでしょ」とかゆるいことを考えていたのだが…それは甘かった!本当にスーパー、医療機関以外はみんな閉まっているし、だったらスーパーにはホイホイ行っていいのかというと、スーパーからも警告のメールがきて、家族の中で買い物要員を一人に人にしぼれとか、入店したら2m距離を取れとかそりゃもう厳しい。
公園の遊具は”入るな”のテープでぐるぐる巻きだし、バーベキューなんてそんなけしからんもの…どうにか家族だけで庭で、コソコソやるしかない感じ。クライストチャーチの地震の再開発で大々的にオープンした巨大児童遊園”Margaret Murphy Play Ground"も、いつもは子どもたちが詰めかけて大にぎわいなのに、見事に立ち入り禁止のテープでぐるぐる巻き。
そもそも、レベル4の”You must stay home"とは、家以外のところにいてはいけない、という考え方なのだった。だから大人はテレワークで働き、子どもたちは本来学校に行っている時間にオンラインの授業を受けて課題に励む。散歩はしてもよし、というのは、散歩ぐらいしないとメンタルが危険だからで、必需品の買い物には出てもよし、というのは食べるものがなくなったら命が危険だからだ。
それ以外に、外にいる理由があったらおかしい…ということで、あんまりフラフラしていると職務質問にあったりペナルティーを課されたりすることもあるらしい。そこまで厳しい縛りがあるのがレベル4なのだ…アーダーン首相が訴えかけていたように「外に出たらウイルスをうつされるかも、ではなく、最初から自分が感染している前提で過ごしてください」と考えれば、うっかり外に出るだけでロックダウンの意味がなくなるのがよくわかる。
しかし、この状態で4週間。本当にほかの病気になりそうな…。今朝テレビで「一日中パジャマでいるのはやめましょう」と言っていたけれど、本当に誰にも会わないし、誰も家に来ないんだから、人によってはそれも可能なんだ。つくづく人間とは、外に出て人の目を気にしたり誰かと話すことでシャキッとしていられるんだなあと思う。せめて、友だちや遠くにいる家族とはビデオチャットで顔を合わせよう。首から下はパジャマでも、顔だけは常にシャキッと普段どおりにね!それだけで、元気にもなれると思うんだ。
人とのふれ合い、会話の大切さ。ニュージーランドで英語を学んで、たくさんの新しい出会いを経験しませんか。
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