こんにちは。ニュージーランド留学Clubです。もう3月も後半ですね。だんだん日の入りが早くなってきましたが、お昼の日差しはまだまだ強いクライストチャーチです。

3月17日、アメリカズ・カップでチーム・ニュージーランドが勝利をおさめ、世界一になりました。アメリカズ・カップは世界各国のヨットクラブ対抗の世界大会です。なんと歴史は近代オリンピックより古く、四年に一度の大会なのに今回はもう36回目だったのだそうです!そしてニュージーランドは前回の2017年の大会に続き、再びの優勝。カップの名前は”アメリカ”ですが(これは最初の大会で優勝した艇の名前”アメリカ号”が由来なんだとか…)、次の4年間はまたニュージーランドが保持することになったんですね!

今大会は、別名”帆の街”と呼ばれるオークランドで行われ、会場のViaduct Horbourは、ニュージーランドチームの優勝が決まった瞬間、それを祝う人たちで大変な騒ぎになりました。コロナ禍で外国からの観客の人は多くはなかったはず…ですが、テレビで見ているだけでも港周辺の人混みにはびっくり。3月の初めのオークランドでは、三日間のロックダウンもあったりしてこの大会もどうなる…?と心配されていました。それでも警戒レベルは無事に1まで下がり、人々が会場に集まって応援することも大丈夫になったわけです。群衆が港にドッと集まってマスク着用も必要なし…これは今のご時世を考えたら、やっぱりすごいことだと思います。

あまり競技に詳しくない身としては、ヨットは男たちの力技のぶつかり合い…というイメージを持っていましたが、最近のアメリカズ・カップは造船工学、流体力学、航空力学、気象学などの科学技術の結晶であり、それらのテクノロジーに費用をつぎ込んで理想的に速いヨットを築き上げる競争でもあるのでした。つまりはチーム全体の力となる資金が集まるかどうかが、カップを保持できるかの分かれ目なのだともいわれています。なるほど、レースのシーンを画像でみていると、ヨットは波をかき分け進む…というより海の上を飛んでいくような?デザインなんです。速度のせいか何かで見た目が飛んで見えるのかと驚いていたら、実際に水中翼で水面から艇を浮き上がらせて水の抵抗を無くしているんだそうで!何も知らなくてゴメンなさい…ただただ一生懸命ヨットを操るところだけが勝負…じゃないんですね〜!様々な力の結集が導いた優勝。この国の人々が夢中になるのも納得です。

マリンスポーツも、実はすごい!?そんな一面もあるニュージーランドです。この国で、あなたの力も伸ばしてみませんか?ニュージーランド留学Clubでは、留学を目ざす皆様からのご相談を承っております。