こんにちは。ニュージーランド留学Clubです。冬至が過ぎ、冬も折り返しのクライストチャーチです。

来年から、ニュージーランドの国民の祝日が一日増えます。祝日というと、これまでは6月の初めのクイーンズ・バースデーの後は10月25日前後のレイバー・デイ(勤労感謝の日)まで連休がなかったのですが、来年からマオリ族の暦でいう新年にあたる”マタリキ”の日がお休みに加わるということです。嬉しいけど…マタリキっていつ?調べてみると、マタリキとは、いわゆるプレアデス星団(日本名は”すばる”)のことで、この星団が空に見える期間のこともマタリキと呼ばれているそうです。期間は毎年暦によって変化するので、6月20日ぐらいから7月半ばにかけての1週間ほどの間になります。ところが、マオリ族は部族が分かれており、その部族によってマタリキを祝う日や期間が違うともいわれています。ある部族はマタリキが初めて見え始めた日を、またある部族はマタリキが見え始めて最初の新月の日を新年として祝うのだとか。マタリキの期間についての説明をいろいろ読んでいると、複数の解釈が出てくるのはこのせいなんですね。

そうすると、国全体の祝日としてのマタリキはいつになるかというと、来年は6月24日に決まっています。再来年の2023年はマタリキが見え始めるのは7月に入ってからなので、7月になるはず…どうやら毎年、正確なマタリキの日を祝日にするのではなく、マタリキの日に近い金曜か月曜に決めて連休にするらしいです。その年によってスクールホリデーに重なる年もあるのは、ちょっともったいないかな!?

ついつい『休みになるのはいつ?」と来年以降の日ばかり気になってしまいますが…今年のマタリキ(最初の新月の日)は7月2日の金曜日です。マオリ族の伝統的なお祝いの仕方としては、明け方の空に見えるマタリキを見る、家族や親戚で集まってごちそうを囲み、豊かな一年を願う…といった、なんとなく日本のお正月にも似た過ごし方をするとか…。子どもたちが星の飾りを工作で作ったりするところは、七夕っぽいかもしれませんね。

クライストチャーチをあげての大きなイベントとしては、7月10日にニュー・ブライトンビーチの埠頭で花火大会”Matariki Fireworks Spectacular”が行われます。この花火大会は、以前は11月のガイ・ホークスの日に行われていたものですが、今年からマタリキの時期に合わせての開催が決まりました。一瞬、冬の花火ってどうなの!と思いますね…でも、今の時期は暗くなるのが早いというメリットがあり、夕方の5時から開始で7時30分に終わるというのが子供たちには良さそうです。日没の遅い11月開催だった頃は、開始がなんと夜10時!子供たちはとても起きていられない時間でした。そして実は、夏冬問わず、日没後がけっこう寒いのは似たようなもの…このさい、防寒だけはしっかりして綺麗な花火を楽しみたいですね!

こんな時期にお正月のある国!?知らないこともまだまだあるニュージーランドです。将来はこの国で勉強したい、そんな皆様を応援します。ニュージーランド留学Clubでは皆様からのお問い合わせをお待ちしています。