こんにちは。ニュージーランド留学Clubです。

ここクライストチャーチが『市』として誕生したのは1856年のこと。ニュージーランドで一番古い市なんだって。
街の真ん中に大聖堂があったからこの名前になったのではなく、元はイギリスの地名だったんだね。街の開発も当時のイギリス式で行われたせいか、古い建物には昔々のイギリスらしさがいまだに残っているといわれる。残念ながらクライストチャーチ大聖堂はカンタベリー大地震の時に崩れてしまったけれど、あの地震でも無事だったカンタベリー博物館や、今も修復中で美しく蘇りつつあるアートセンター(旧カンタベリー大学校舎)の石造りの建物は、その当時の雰囲気を残すものなんだ。

 実は、そういう有名な建物以外にも、家の周りを歩いているとあれっ?と思うほど古いものが残っていて驚くことがある。この街の道路には一つ一つ名前があり、曲がり角などには青い表示板に白の文字でその名前が書いてある。それはもちろん、今は金属製の長方形の表示板なんだけれど…一ヶ所だけ、むかーしのタイルの表示板が残っている通りが…。これがなんというか、味があっていい感じで、でも他ではめったに見ないから不思議で仕方がない。というか、自分の知る限りではここでしか見たことがない。「ここにもあるよ!」と教えてくれる人もいない…。もしかして大昔は、これと同じようなタイルの表示板が通りという通りにあったのだろうか?

 クライストチャーチの住宅地はどんどん開発がすすんでいて、古いお屋敷や立派な塀などもいつの間にか消えてしまうことが多い。でもこのタイルの表示板だけはうまく残してもらっているらしく、周りの家が建て替わってもそのままの姿でそこにあり続けている。こういうものが時々あるから、クライストチャーチの街歩きはなんだか楽しいんだ。外国の街に住んで、その街の歴史にふれてみませんか?
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