こんにちは。ニュージーランド留学Clubです。週の初めは暖かい日が続いたのに、週末はどうなるかな?という感じのクライストチャーチです。

6月18日は何の日?と言われても全然ピンとこないけれど、1949年6月18日はカンタベリー大学が現在のアイラム地域に移転する計画が決まった日なのだそうだ。移転の話が出たのは、第二次大戦が終わったばかりの頃。大学の学生数が一気に増えて、もともとのシティの大聖堂近くにあった校舎では手狭になってしまったからだそう。その後1974年に大学は現在地に移転。今では、生徒数1,6000人、6つの学術院を擁している。たしかに、シティの中のキャンパスのままだったとしたら、これだけの規模に拡張するのは難しかったんじゃないかな。

そして、その最初のシティにあった校舎というのが、現在のアートセンターの建物なんだね。1800年代に建てられた旧大聖堂やカンタベリー博物館と同じ重厚な石造りで意匠が美しく、とても立派な建物。大学のほとんどの機能が移転してからも70年になるというのに、今でも昔の姿を残していて、1980年代からクライストチャーチのアートを愛好する人たちの拠点として活用されている。アート作品を展示したり販売したり、ミニシアターやコンサートスペースも…大学としては広さが足りなかったけれど、古い建物が人々の集う場所としてしっかりと役割を果たしているんだね。2011年のカンタベリー大地震の後には、また大規模な改修が行われて、伝統と新しさがうまくミックスした建物に生まれ変わったんだ。

国内のコロナ警戒レベルが2に下がった以降は、日曜日のクラフトマーケットも復活。アートセンターの敷地内にハンドメイドのクラフト品や食べ物の屋台が立ち並ぶよ。ここで、地元ならではのおみやげや、地域でコツコツすてきな手作り品を製作している人の作品を探してみるのが、ちょっと楽しいんだ。

マーケットをのぞきがてら、旧大学の校舎も見学してみよう。中庭に入ると建物全体の雰囲気が見られるし、Great Hallのステンドグラスなどを見ると、昔から守られてきて”イギリスよりもイギリスらしい”といわれたクライストチャーチの古都らしい一面にふれることができるよ。

 

週末の街も、活気を取り戻しています。街全体が新しく変わりつつ、歴史のある建物も大切にし続ける…そんな今のクライストチャーチで、近い将来暮らしてみませんか?
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