こんにちは。ニュージーランド留学Clubです。もう7月も終わりですね。
「8月1日はお馬さんの誕生日だよ」ホームステイ先で初めてこう言われた時は、一体なんのことだろう?と思った。よく話を聞いてみたら、ニュージーランドで生まれた馬は、この日に一斉に一つ歳をとる…と決められているんだって。へぇー、馬の年齢ってこうやって数えるの?と思ったら、オーストラリアのタスマニアでは9月1日がその日なんだそうで、北半球の場合はどこの国でも1月1日だって…そんなこと、あまり知られていないよね。
ニュージーランドは、日本に比べて馬がとても身近な国だと思う。日本ではチャンスがなかったけれど、こちらでは乗馬をやってみたい…という人もいるよね。クライストチャーチだったら、郊外で乗馬体験ができるところが何か所かあるし、中には学校の敷地内にパドックがあって、お昼休みに乗馬の訓練ができる…なんていうところも。それから、乗馬と英会話を組み合わせて勉強できる語学学校もある。乗馬って費用が高そうだし、ちょっと遠い世界?ニュージーランドでは、そこの心配はあんまりしなくても、とりあえず一回は、という感じでもチャレンジすることができそう。
ニュージーランドの子供達の中には、近所のファームで馬などの動物と身近にふれあいながら育つ子も多いんだ。住んでいる地域にファームがあって、子供達が放課後に馬に乗りに行けるところもある。馬に乗せてもらうだけでなく、世話の仕方を習って厩舎でお手伝い…なんていうこともできる。そうすると、自然と馬と友達になって乗馬もとても上手になっていく。なんというか、ちょっと大きなペット…みたいな感覚なのかな?そういえば、まさに自分のおうちがファームを営んでいるなんていう場合は、誕生日に仔犬や仔猫をもらうような感覚で馬を与えられて「あなたが名前をつけて、今日から一生懸命自分で世話をしなさい」なんて言われる子もいるらしいよ。さすが農業国、動物との関係もなんだかスケールが大きい!
そんなニュージーランドだからなのか、オリンピックの競技でもメダルをとる可能性のある種目が”馬術”だったりする。日本のテレビでオリンピックを観戦するなら、たとえば柔道だとか体操、水泳はメダルが気になってすごく観たいなあと思うよね。でもニュージーランドのテレビだと、日本で人気の競技が必ずしも放映される訳ではないんだ。それで自国の選手の活躍する競技は映るぞ、となると、馬術がえんえんとオンエアされることに!最初は「まさか、この馬が静か〜にトコトコやってるのがオリンピック〜?」とびっくりしたけれど、ニュージーランドの人たちにとっては馬術は大事な競技で、きっと一生懸命観てしまうものなんだね。そして自分でも真面目に見てみたら、”トコトコ”なんてとんでもない。優雅で美しいだけでなく、人間と動物が息を合わせて競う唯一の種目に、ついつい見入ってしまう。馬も人も信頼しあって、ベストの状態で挑むその姿…来年のオリンピックは、どうなるのかな。馬術にも、ちょっと注目?
初心者の乗馬というと、パドックの中で乗り方を習ってそれこそトコトコやるもの…というイメージがあるけれど、ニュージーランドでは雄大な景色の中での外乗りもできるよ。最初はトコトコでも、この国で馬とのふれあいを深めていけたら…いつの日かすごい馬術の名手になれる日がくるかもしれない??
ニュージーランドならできること、たくさんあります。ニュージーランドでしかできないことも、たくさんあります。来年以降の留学についてのお問い合わせは、ニュージーランド留学CLubまで。ご相談を承っております。