こんにちは。ニュージーランド留学Clubです。
11月に入ると、ニュージーランドの高校は卒業シーズンです。4学期は12月までとなっていますが、Year11以上の学年のほとんどの生徒にはNCEAの試験があるので、通常の授業は11月初旬で終わり、一年の最後をしめるPrize Givingが開かれます。Prize Givingは表彰式なので、勉強やスポーツ、芸術などで好成績を残せた人が表彰を受ける日です。学校によっては全学年の表彰式と卒業式を兼ねている場合もあるし、Year13だけのPrize Givingが分けて行われる場合もあります。
そして、日本の卒業式との大きなちがいは、学校の体育館や講堂以外の場所で式が行われるというところです。クライストチャーチ市内の学校なら、シティセンターにあるタウンホールがその会場になることが多いです。タウンホールはいわば市民会館ですが、2500人収容でパイプオルガンが備え付けられた本格的なパフォーミング・アート用のホールであり、ふだんはオーケストラのコンサートなどに使用されています。そういうところで行われる終業式は、ちょっと特別な感じがしますね!
タウンホールは1972年に開業し、たくさんの学校のPrize Givingの場となってきましたが、実は昨年に大規模な改修が終わったばかり。もともとの建物の重厚な雰囲気を残しながら、施設自体はとても新しいのです。長い改修の間、市内の他の施設でPrize Givingを行わざるを得なかった多くの学校が、今年はめでたくタウンホールに戻っての式典を開催していて、それも晴れがましいことです。
公立高校の場合、最高学年のYear13の生徒は制服着用の義務がない学校がほとんどなのですが、そうすると卒業式の時には、特に女子はドレスなどでおしゃれをして晴れの日を迎えるのですね。その様子もすごく華やかです。式の間に学校のオーケストラの演奏やハカの踊りが披露されることもあります。先日参加した卒業式では、先生たちのハカも卒業生全員のハカもあって感動しました!
昨年のラグビーW杯ですっかり日本でも有名になったハカ。フォーマルな式の間に、送り、送られる関係の先生と生徒が交わすハカには、見ている者にも勇気をくれるハカでした。
今年はコロナ禍が影響して、留学生の皆さんも大変な状況で勉強を続けてこられました。そして大きく成長しましたね。卒業生の皆さんの輝かしい未来をお祈りしたいと思います!
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