こんにちは。ニュージーランド留学Clubです。今週は、どんな1週間でしたか?

初夏はアスパラガスのシーズンです。アスパラなんて年中いつでもあるのに…と思いますか?でもニュージーランドの農産物は季節感がはっきりしていて、その時期に獲れるものによってお店に並ぶものがけっこうちがいます。特に国産のアスパラガスは10月末から年末ぐらいまでが最盛期。それ以外の時期はあまり見かけなくなってしまいます。

今年も、鮮やかなグリーンでニョキニョキ極太のアスパラガスが出回るようになりました。旬のものは本当においしいから、どんどん買わなければ!ところが、今年はコロナ禍の影響がアスパラガスにも及んでいるといいます。農作物を収穫するには大勢の労働力が不可欠ですが、今年はその担い手である外国人季節労働者の入国がままならず、収穫が全然間に合っていないそうです。アスパラガスというと、いつもきれいに長さがそろってますね。でも収穫時期を逃すと、あの姿よりグングン伸びてしまうんです。そうなると出荷できず、せっかく育ったものがただただもったいないことに!

だからと言って、急に国内で人材を確保するのは困難です。そこでニュージーランド政府では、現在ニュージーランドにワーキングホリデービザで滞在し、ビザの有効期限が2020年10月1日から2021年3月31日までの外国人全員に対し、短期間の補助的季節労働ビザ(Supplementary Seasonal Employment Visa =SSEビザ)を自動付与すると発表しています。SSEビザ保持者は、果樹、野菜、草花の栽培(Horiculture)とブドウ栽培(Viticulture)に従事することが可能です。

つまり、今の時点で国内に残っているワーホリの人たちには、『季節の農作物の収穫を手伝ってください。そのためならビザの延長をします』という措置が取られているわけです。滞在期間延長は、ワーホリビザが切れる日から6ヶ月後、または2021年6月30日までのどちらかの遅い日付の方が適用されます。ということは、来年の3月31日までのワーホリビザの人は9月末までのSSEビザが付与されることになります。

今はまさにアスパラガスですが、この先は夏本番がやってきて、サクランボやベリー類が収穫シーズンに。その後は秋のリンゴやアプリコット…季節が移り変われば次から次へと農作物の種類も変わり、収穫地も変わっていきます。収穫される野菜や果物によって、あちこち移動しながら仕事を続けていくワーホリの人も、きっといそうですね!頼もしい労働力。どこでも大歓迎されそうです。

ニュージーランドを旅しながら、勉強もしたいし働いてもみたい。そんな夢を叶えるワーキングホリデーメーカーの人たちに、また会えるようになりますように。ニュージーランド留学Clubでは、皆様からの将来のご相談をお待ちしております。