こんにちは。ニュージーランド留学Clubです。

ニュージーランドは秋!秋はおいしい食べ物がたくさんあるイメージですが、ここニュージーランドにも季節を感じる旬のものがけっこうあります。特に日本人なら…この季節はそわそわ。秋は鮭の産卵シーズンですから、この時期にはイクラが手に入る可能性が大なんです!もしも日本なら、イクラのしょうゆ漬けなんていつでも売っていて、旬も何も関係ない感じがしますよね。でもこの国では、絶対この時期を逃してはいけません。ふだんはサーモンの切り身しか見ないお魚売り場に、この時期だけはイクラが出る時があるからです。それも、生なんですよね…。だから自分で塩やしょうゆやお酒に漬けて、ちゃんと完成させないといけません。 とにかくこの国でもイクラ丼が食べたい一心で、そのナマ〜なイクラの調理の仕方も覚えましたよ。できればキロ単位でたっぷり買って、その時だけ頑張っておけば、おいしく漬かったイクラは冷凍保存もできます。いや、何キロも買うなんてリッチ?たしかに最近は「安っ!」という値段ではなくなりました。ひと昔前、ニュージーランドの人たちにまだ生魚を食べる習慣が浸透していなかった頃は、サーモンのタマゴなんて、ほとんど捨てていた(!)そうです。でも、たとえば日本人や、やっぱり魚卵を食べるロシア人や中東の国の人たちは、ニュージーランドでこんなにサーモンが獲れるのを見逃しませんでした。それで秋には、お魚屋さんに「イクラがあるなら分けてください」と言い出したんですね。だから昔は、魚屋さんとしても「こんなのでよければ持って行ってよ」みたいな値段でした。1キロ3ドルとか…!今考えれば夢のような値段でした。
 それが最近では、残念ながら(?)お寿司屋さんも大人気になり、グルメ番組の料理の飾りなどでもイクラはすっかりメジャーになって”サーモン・キャビア”なんてもったいぶった名前で呼ばれるようになってしまいました。すぐに使えるビン詰めも発売されて、キャビアの隣に並んでいます!そうしたら値段もじわじわと昔の10倍近くに(泣)人気が出るのも考えものです。
 それでも、やっぱり秋には鮮魚売り場をチェック!ところが、今年はどこか業者が買い占めているのか、お店でわざわざ聞いても「ありません」と言われるばかり…。そして、ビン詰めの方をチェックしてみると”Imitation(人工)"の文字が。ベラルーシで作っている模造品なのでした。びっくりしましたが、ためしにこれも買ってみました。うーん、やっぱりニセモノといえばニセモノなんでしょうけど…しょうゆに漬けておいたらおいしかったです!ホンモノが出回るまで…ちょっとガマンできそうです(出るかな?)

外国なのに、和食も意外と身近なニュージーランド。留学先としてもおすすめです。将来の留学のご相談はニュージーランド留学Clubにお問い合わせください。