こんにちは。ニュージーランド留学Clubです。学生の皆さん、4学期の学校はどうですか?オフィスの前の八重桜が満開のクライストチャーチです。ここはお花見の時期が長い気がして、ちょっとうれしいです。

今週末と来週の月曜日は、待ちに待った連休ですね。毎年10月の第4月曜日は国民の祝日のLabour Day なので、お休みになります。日本にも11月に”勤労感謝の日”がありますが、Labourを翻訳すると”労働”だから、祝日の意味合いも似たようなものなのかな〜?と思っていました。

ところがどうも違うようです。日本の勤労感謝の日は新嘗祭(にいなめさい)という農作物の収穫をお祝いする日本古来の行事がもとになっているそうです。新嘗祭の行事は、収穫した農作物を神様にお供えする→すなわち天皇に奉納する…というものだったので、日本書紀にも登場するような宮中祭祀だったとか。しかし第二次大戦後は、そのような天皇家が深く関わるお祝いは国民の祝日として取り扱わないというGHQの方針で、代わりの祝日として勤労感謝の日が設けられ、『勤労を尊び、生産を祝い、国民が互いに感謝し合う日』になったそうです。

一方で、ニュージーランドのLabour Dayは成り立ちが全然ちがいました。こちらは、世界的な動きとしての『労働者がその権利を勝ち取った日を祝う日』でした。労働者の権利とはなにか…というと、8時間労働のことなんですね。労働者の1日は8時間の労働と8時間の余暇、8時間の睡眠で構成されるべき…という主張が、イギリスで制度として認められた日。それを祝うのがLabour Dayなのでした。

世界的に見ると、労働条件や国の法律などはみんなちがいますから、このLabour Dayをメーデー(労働者の日)と同じようにとらえて、労働者の権利を求めるデモを行う国もあるようです。さて、ニュージーランドのLabour Dayはというと…?カレンダーでいうと6月以来の貴重な三連休ですから、休みだ!休みだ!と遠出をする人も多いですね。そして、有名なのはLabour Weekend Saleでしょう。

この三連休は、どこのショッピングセンターもすごいバーゲンです!実は、ニュージーランドに住んでいると、どんな祝日だろうと三連休=バーゲンセール…がお決まりの行事(?)になっているのがわかるのですが、Labour Weekend Saleは約二ヶ月後のクリスマスに向けての準備が本格的に始動する日だと言っても過言ではないので、誰もが真剣なのでした。しかし今年は、マスクをして、人と人との間隔をあけての闘い!?かつてないことなので、どんなことになるのでしょうか?お店によっては入場制限もありそうです。オークランドの皆さんはオンラインショッピングが勝負だと言われています…でも、本当はモールに行きたいでしょうね…。もちろんモールはものすご〜く混みますが、それもまた年中行事です。

世間は三連休でも、一生懸命働いてくれる店員さんに感謝です(くれぐれも8時間労働で…)

この三連休のあと、束の間の春が過ぎたら、一気に夏が近づくクライストチャーチです。ニュージーランド留学Clubでは、みなさまからの留学のご相談を承っております。ニュージーランドの小・中学校、高校留学、専門学校、大学、語学学校留学、ワーキングホリデーなど、お問い合わせはこちらまでどうぞ。