こんにちは。ニュージーランド留学Clubです。春なのに、朝は空気がキュッと冷えるクライストチャーチです。

もうすぐ父の日。あれっ、おかしいな…父の日って6月の第3日曜日じゃないのかな?母の日は5月だった。それは日本と同じらしいのに、ニュージーランドでは8月の終わりからやたらと父の日ギフトのテレビCMなどを見るようになるよ。調べてみたら、ニュージーランドとオーストラリアの父の日は9月の第1日曜日。つまり、今年は今度の日曜日で合っている、ということだ。

この国の父の日はどうして6月ではないのか…本当の理由は今ひとつわからない。日本の父の日は、アメリカやイギリスと同じ日ということで6月らしい。でも、たとえば親孝行を非常に重んじる韓国では”両親の日”があって、お父さんにもお母さんにも5月8日の同じ日に感謝を捧げるんだって。台湾では88の発音がパパだから8月8日が父の日で、イタリアではカトリックの国らしく3月9日のサン・ジョゼッペ(キリストを育てたとされる人)の日が父の日…。父の日は世界的に見ると、その国によってばらつきがあるんだね。

ではなぜニュージーランドでは9月?以前、ホストファミリーとその話になった時はこう言われた。「さあね…?5月が母の日で、6月に父の日があったら、日にちが近すぎて子供たちがプレゼントの費用を捻出するのが大変だからじゃない?」なるほど〜5月から9月までの間なら、おこづかいも貯まるかな。子供側にやさしい考え方だね。それから、「大昔はお父さんだけが移民としてニュージーランドにきていて、お母さんと子供はイギリスに残っている家庭も多かったから、船で贈り物が届くのに時間がかかったからでは?」なんて意見もあったけれど、それはさすがに無理がある感じ…。

あとは「6月だと寒すぎて父の日のバーベキューができないから」!?もう、こうなると、ますます父の日が9月である理由は謎のままになってしまうのだった。だいたい、バーベキューを仕切るのは一家のあるじ…みたいな風潮のあるこの国。バーベキューだと、父の日もお父さんをねぎらう感じにはならない気がするけど、どうなんだろう?ニュージーランド留学Club
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今朝もテレビをつけていたら、父の日のプレゼントのCMはいっぱい流れていた。ホームセンターのCMでは大工工具を、ファーマシーのCMでは男性用フレグランスなどを”ファーザーズ・デー・ギフト”と言っている。そういういわゆるお父さんグッズのチョイスには、何気にニュージーランドらしさを感じるね。今年は、マスクもギフトのトレンドになっているとか…そういえば、ニュージーランドのお父さんたちの中には、マスクならペンキ塗りの時につけるプラスチック素材のものを前から持ってるよ、という人もいるね。逆に、そっちなら常備してるんだ?と驚かされたりも…こういうところにも、さりげなくお国柄を感じている。

生徒のみんなにとっても、父の日はホストファーザーに感謝を示すいい機会ではないかと思う。ファーザーはどんなことを喜ぶ人だろう?何が好きかな?それは意外と知らない気がする。プレゼントはしないまでも、父の日ってどんな感じなの?何かあげたりするの?と、ホストシスター、ブラザーにこっそり聞いてみるのもいいかもしれないよ。
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家のポストにも、父の日ギフトのチラシがごっそり来ています。またまた、この国の文化にふれる機会!?あなたにもそんな機会があるかもしれません。ニュージーランド留学Clubでは、皆様からのご相談をお待ちしております。