こんにちは。ニュージーランド留学Clubです。

ニュースで皆さんもご存知かと思いますが、ニュージーランドの国境は本日から閉鎖されました。留学中の生徒さんを含むニュージーランドで暮らす全ての人を守るため、これから海外から戻ってくるニュージーランド人が多くいるので、感染拡大を防ぐための措置です。また、各国より戻ってくるニュージーランド人は引き続き入国が許されておりますが、入国後2週間の自主隔離の措置も引き続き施行されています。

さて、今日はニュージーランドの挨拶についてご紹介!

 コロナウイルスの感染予防として「濃密接触はさける」という対策が挙げられている。
そうすると、この国で多くの人がふつうに挨拶として交わしてきたハグはダメ、ということになり、マオリの人たちの”ホンギ”はもっとダメということになってきた。ホンギはマオリ族の挨拶で、二人の人が向かい合って握手をし、鼻と鼻をそっとぶつける。
こうすることでマオリ語で”Ha"と呼ばれる「生命の息」をお互いに分かち合い、仲間になった証とする、という意味があるそうだ。

日本人で鼻がぺっちゃんこなわたしは、フォーマルな集会などでこのホンギをしなければならない時はやけに緊張する。そもそもそんな風に初対面の人と顔を近づけるのに慣れていないのもあるし、自分の低い鼻がくっつく時に他のところも(特に口…)まちがってくっつくんじゃないかとヒヤヒヤし通しだ。でも実際にやってみると、息と息をダイレクトに感じ合うから迎えられている実感がすごいし、大事な儀式なのが伝わってくる。しかし本当に密着した接触…なんだ。

 せっかくの伝統的な挨拶で、習慣にしている人もいるのに…当分は国民全員が控えてください!というわけで、朝のニュースでニュージーランドのアーダーン首相が提案していた代わりの挨拶、それが”イーストコースト・ウェイブ”なるものだった。
これももう一つのマオリ族の伝統的な挨拶で、相手の顔を見て、自分の眉毛だけをクイッ、とあげる。そうするだけでいいんだって。なるほどそれなら接触ゼロだ。

でも、ゴメンなさい!首相が実演していたけれど、彼女のやり方だとちょっとよくわからなかった…。
眉毛だけあげるって、これこそ慣れてないと案外むずかしいぞ。ちょっと上から目線のドヤ顔みたいになっちゃうし。
こっちはまたもや日本人だから、表情が豊かにできない気がする。
そうかと言って日本式のおじぎなんて流行らないだろうし、やっぱりイーストコースト・ウェイブ、広まっていくのかな?

ちなみに、画像はホンギの様子。

イーストコースト・ウェイブは、その瞬間の写真はあんまりないんだ。
きっとしばらくの間は、一瞬の動きだけで歓迎の気持ちをいっぱいにあらわすのが大事になるんだね。

新しい国や文化との出会いが、本当に貴重な体験になりそうな今です。
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