こんにちは。ニュージーランド留学Clubです。最近、何か不思議な経験したなあ…ということはありませんか?

クライストチャーチの街中を歩いたり、車で走っていたりすると、キリスト教の教会の建物をよく目にします。地名の由来はイギリスの町の名前から取ったものらしいので、教会が多いからクライストチャーチ…というわけではないそうですが。そんなクライストチャーチに仏教のお寺?もあるのを知っていますか?リカトン・ロードをシティ方面に向かっていると、線路の手前のところにドーンと漢字で”南島佛光山”と書いてある四角い建物です。一瞬「えー?お寺?」と思うほど外観は”ビル”なので、お寺と言われてもピンとこない人もいるかもしれませんね。
実はわたしも、この建物があるのは気がついていましたが、なんだかいわゆるお寺ともイメージが違って近寄り難いし、別にお参りなどに行ったりしないので用はないかな…と思っていました。

ところが…ここには実は、隠れ家みたいなカフェ、Water Dropがあるのでした。しかも、誰でも入れるベジタリアンのカフェなのです。ここでまた「えーベジタリアン…お肉はナイのか…」と思う人の気持ちもわかります。わたしがそうだったので!あの、ぱっと見はいかめしい建物のドアをくぐるだけでもややハードルが高めなのに、メニューはお寺の精進料理…オロオロしそうですよね。



でもとりあえず外から見ると、すごーく居心地よさそうなカフェでテーブルがほぼ埋まっています…うわー、ベジタリアンってやっぱり食に対して意識の高い、ちょっとしたトレンドにも敏感な人々が多そうだし、ここもそういう世界かしら…そんな大いなる偏見も持っていたわたしですが、一歩ここのカフェに入ると、流れている空気がやわらか…なのであれっ?と思いました。なんだこのすがすがしさは??人はいっぱいいるのに、店員さんもみんなおだやか〜でニコニコ??そこでわたしも妙に落ち着いたので「ちょっとでもお肉に見えるモノがいいな…」と、メニューをチェック!正直、ここでもちょっと驚いたのですが、写真の料理がどれも本当においしそうでした。

そうして目の前にやってきたのがこのテリヤキ・パティーのセットです。 どう見てもチキン…だけどお肉じゃないんですね!なんと味も、最初から大豆のパティーだと知らなかったら「このチキンおいしい!」と言ってしまいそうな完成度でした!セットのかき揚げはかぼちゃとさつまいも。これもカリッ、サクッとしていて素直にウマ!と思いました。他には中華まんとナゲットも頼みましたが、味と食感はお肉…結局、食べたもの全部がおいしくて、おなかもいっぱいになりました。はっきり言って体のためだけを考えてガマンして食べるのが”肉抜き”の食事だと思っていましたが…ちゃんと味にも工夫があって仏教の教えにもかなっている…?しかも、それが昔からの精進料理というもので、たまたま世間の風潮としてのベジタリアンの食事の好みにも合っている、ということなんですね。驚きました!

ここは、中国茶もキャビネットのスイーツも種類がいろいろで…今度はティータイムにも行きたい!と思ってしまうような、そこだけが平和なゆったりした空間でした(そこがお寺…ということなんでしょうか?)中庭にはちゃんと仏様がいらして小さな鐘がありますよ。これも、不思議と安らぐんです!




クライストチャーチの意外な一面、またまた発見しました。まだまだこれからもご紹介していきます。こんなところで勉強したいと思ったら…ニュージーランド留学Clubにお問い合わせください。