こんにちは。ニュージーランド留学Clubです。4学期がスタートしました…が、オークランドとワイカト、ノースランド地域はリモート学習が続きます。早く通学が始まるといいですね…。今学期も頑張りましょう。

先週末は、クライストチャーチ・ヘリテージ・フェスティバルのイベントに参加してきました。クライストチャーチの歴史的建造物や昔の暮らしの様子にスポットを当てたこのイベントは、10月25日まで続きます。古いお屋敷の中を見学できるツアーや子どもたち向けのクラフト(かまどでパンを焼いたり、活字で印刷に挑戦したりするみたいです)など、さまざまな体験ができるようになっています。

そして今回参加してきたのは、クライストチャーチの市内を走るトラムのツアーです。今年で誕生100年を迎える車両”Invercargill Birney No.15"のお祝い走行ということで、トラムの歴史やいろいろなエピソードを聴きながらふだん住んでいる街を巡るのは、なかなか楽しかったです。

このNo.15は、その名のとおりかつては南島の南端の街インバカーギルで走っていたトラムなのだそうです。インバカーギルでは30年ほど市民の足として活躍し、その後長らく倉庫に置かれたままだったものを、クライストチャーチのフェリーミード歴史公園が引き取ったのが1985年のことでした。フェリーミードにはトラムの補修基地があり、そこでサビサビだった車体は今のような美しい姿に復活したんですね。本当に、昔のデザインの良さはしっかり残しながらも、100歳とは思えないほど塗装も内装もピカピカなんです。シティのトラムツアーが復活したのが1995年のことで、No.15が再登場したのは、トラムの線路が観光用に拡張されて新しいルートを走るようになった、2013年からだということです。するとクライストチャーチでは、まだまだ新人!? 実は、今のクライストチャーチを走るトラムの車両の中には、このNo.15よりキャリアの長い長老もいるみたいなんです。

自分の生活している場所の観光電車となると、どうしても乗るチャンスがないものですが、今回はこのイベントでじっくり乗ってみよう!という気持ちになりました。真面目に(?)ルートを回ってもらうと、一周するだけで1時間近くかかるんですよ。また、チケットは一日券なので、ぐるっと回った後も停留所で何回も乗り降りできます。路面電車に揺られながら眺める街は、見慣れているはずなのに時間の流れが違うようでした。歴史を感じさせる重厚な造りのクライスト・カレッジの前なども通りますが「わー!なんかスペシャルな景色!」と思ってしまうんですよね。ヘリテージ・フェスティバルにふさわしい、トラムの旅でした。記念にバースディ・カップケーキもいただきました。

大事にしたい古いものと新しいものが集まって、未来に向かうクライストチャーチ。そんなところで将来勉強してみたいと思いませんか?ニュージーランド留学Clubでは、小・中学校、高校留学、専門学校、大学、語学学校留学、ワーキングホリデーなど、ニュージーランドに留学したい皆様のご相談を引き続き承っております。お問いわせはこちらまでどうぞ。