なぜニュージーランド高校留学?
ニュージーランド以外にも英語圏の国はたくさんありますが、なぜニュージーランドが人気があり、お勧めなのでしょうか。「費用」「治安」「教育レベル」といった、留学先を検討する際に重要なポイントについてご説明します。
費用が安い
【授業料が安い】
ニュージーランドは、他の英語圏の国々と比較すると、高校の授業料が安価です。下記はサンプルとして1年間の高校授業料を計算した比較表です。長期留学であればあるほど、ニュージーランドがお得です。
国名 | 年間授業料(円) | 年間授業料(現地通貨) | 換算レート |
ニュージーランド (公立校) |
約102万円 | 約14,000ニュージーランドドル | NZD$1=73円 |
カナダ(公立校) | 約127万円 | 約15,500カナダドル | CAD$1=82円 |
オーストラリア (公立校) |
約120万円 | 約15,000豪ドル | AUD$1=80円 |
※計算には2021年1月現在の為替レートを使用。為替レートは変動しますのでご注意下さい。
【生活費が安い】
世界各国都市の生計費を調べた結果、生計費が安く済むためにニュージーランドの都市は下位にランキングされました。これは、ニュージーランドでの生活費が他国と比較して安く済むということです。英語圏の国々の中では、一番リーゾナブルに留学することが可能です。
- 世界生計費調査 都市別ランキング (出典:Mercer)
都市名 | 2019年順位 | 2020年順位 |
東京(日本) | 2 | 3 |
大阪(日本) | 19 | 22 |
シドニー(オーストラリア) | 50 | 66 |
ロンドン(イギリス) | 23 | 19 |
メルボルン(オーストラリア) | 79 | 99 |
パース(オーストラリア) | 87 | 104 |
ブリスベン(オーストラリア) | 103 | 126 |
ニューヨーク(アメリカ) | 9 | 6 |
トロント(カナダ) | 115 | 98 |
バンクーバー(カナダ) | 112 | 94 |
オークランド(ニュージーランド) | 89 | 103 |
ウェリントン(ニュージーランド ) | 114 | 123 |
※世界生計費調査は、世界400 都市以上で実施しており、そのうち209都市の住居費、交通費、食料、衣料、家庭用品、娯楽費用などを含む200品目以上の価格を調査し、それぞれを比較。世界で最も包括的な生計費調査。順位が低いほど、生計費が安い。
治安・環境が良い
各国の平和度を調べる「世界平和度指数」において、毎年ニュージーランドは高い順位にランキングされています。平和度指数は、暴力・犯罪・他国との摩擦・人権・政治の安定などを総合して判定されており、ニュージーランドは英語圏で最も安心してお子様を留学に送り出せる国です。
- 世界平和度指数順位 (出典:Vision of Humanity)
国名 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 |
ニュージーランド | 2 | 2 | 2 | 2 |
日本 | 11 | 11 | 11 | 9 |
カナダ | 6 | 6 | 6 | 6 |
オーストラリア | 10 | 9 | 13 | 13 |
イギリス | 41 | 45 | 40 | 42 |
アメリカ | 116 | 118 | 121 | 121 |
ニュージーランドの国土は日本の7割ほどの大きさで人口約400万人の島国です。国全体に大自然が残され、多くの国立公園が存在します。またしっかりとした福祉国家であるため、暮らしやすい国として多くの移民が毎年ニュージーランドに移住してきています。
教育レベルが高い
2018年のOECD(経済協力開発機構)の国際的な学習到達度調査(PISA)によると、ニュージーランドは読解力や科学リタラシーはともに12位にランキングされており、他国の教育水準と比べても引けを取りません。
- 2018年OECD国際学習到達度調査(出展:文部科学省)
国名 | 読解力(全体) | 数学リテラシー | 科学リテラシー |
ニュージーランド | 12 | 27 | 12 |
日本 | 15 | 6 | 5 |
カナダ | 6 | 12 | 8 |
オーストラリア | 16 | 29 | 17 |
イギリス | 14 | 18 | 14 |
アメリカ | 13 | 37 | 18 |
※シンガポールや香港といった非OECD加盟国・地域を含む。
※上記は平均値の国際比較。
各学校もNZQA(ニュージーランドの教育資格審査機関)により、厳しいチェックを受けており、国を挙げて教育水準を上げる努力を行っています。またEROと呼ばれる政府機関も各学校に対する評価をレポートにまとめ、一般公開もされています。
カリキュラム
学校は4学期制を取っており、入学時期に関しては柔軟に各学校が対応しています。基本的には各学期の初めから入学ができ、必ずしも新学期に合わせて入学する必要はありません。例えば日本の中学校を3月に卒業して、ニュージーランドの高校の2学期(4月)から入学することも可能です。
授業科目の選択に関しても幅広い選択科目があり、必須科目と選択科目に分かれています。興味のある分野、将来大学等への教育機関へ進学する際に必要な科目等が選択できます。個々の興味や能力を伸ばしていける教育を提供しています。
英語力
留学生の大半は英語力に不安を抱え渡航されます。高校の授業ではESOLと呼ばれる留学生を対象にした英語の授業を行っており、留学生は基本的にESOLの授業を一般の科目と共に選択することになります。
また中には、高校に直接進学するのが不安という学生も多くいらっしゃいます。そのような方には語学学校で英語の勉強をした後に高校に入学するという方法も選択できます。語学学校の中には高校準備コースを設置する学校もありますので、現地の高校入学に向かい勉強されている学生達と目標に向かい勉強をすることも可能です。
ニュージーランドの高校の中には、入学に際し一定レベルの英語を入学の条件にあげている学校もあればそうでない学校もあります。条件がある場合は、語学学校で英語力を上げた後、高校に進学することになります。
過ごしやすい気候
ニュージーランドは日本と同様に四季があります。夏は湿気が少なく日本のような蒸し暑さを感じることは少なく、冬も日本の寒さに比べると温暖な気候と言えます。季節感を大切にする日本人には快適な気候と言えます。
多文化な社会
ニュージーランドは移民の国です。毎年多くの移民がニュージーランドに移住してきており、様々な種類の人種文化が混ざり合っているために、海外の文化に対する理解も深いと言えます。差別も少なく親日家が多いのも一つの特徴です。